創設の趣旨

 本会議は、水泳競技の現場において水泳選手のコンディショニングに関わるトレーナーが一堂に会し、幅広い視点から情報交換を図るとともにお互いの技術交流を深めることにより、健康・スポーツ医学に携わるトレーナーとしての資質を向上させること、また、水泳選手・水泳愛好者・指導者や各分野の水泳関係者・役員等への支援活動により、日本水泳会の発展に資することを目的として平成3年6月8日に創設された。これらの活動目的の中でも、水泳選手のコンディショニングを目的としたトレーナーサポート活動は、本会の重要な活動の中心である。しかし、本会の会員が有する資格は、理学療法士、鍼師・灸師、あんま・マッサージ・指圧師、柔道整復師、財団法人日本体育協会公認アスレティックトレーナーなど多岐に渡ることから、資格の枠を超えて、水泳トレーナーとして共通して修得すべき資質・知識・技術の研鑽を目的として、基礎講習会・応用講習会ならびに総会の開催を行ってきている。

 また、今後は、日本代表水泳選手に対するトレーナーサポートだけでなく、ジュニア選手に対する年齢に応じたコンディショニングの指導、マスターズ大会出場選手のトレーナーサポート、さらには、地域における水泳愛好家の方々が安全で健康に水泳を続けていくためのコンディショニング指導など、より幅広い活動をそれぞれの領域における水泳関係者と協同しながら継続的に展開していくことが、本会の重要な課題であろう。

 このような状況に鑑みて、さまざまな水泳の現場において、質の高いトレーナーサポートを実践できる水泳トレーナーの育成と現場への派遣、生涯学習と相互交流のための研修会・総会の開催と広報活動を通じて、今後も日本水泳界の発展に資することを本会の活動趣旨とする。

平成23年4月1日 改定