研究報告④

本研究は水泳選手に対してもパフォーマンス向上と障害予防を目的として、頻繁に行われているコアトレーニングの新しい方法のひとつとして、呼吸からのアプローチを行い、超音波画像診断装置にて評価を行ったものです。結果として、コアの代表的な筋である腹横筋のみ有意に活動が高まっていました。本研究は一回の介入前後を比較したものであるため、エビデンスとしてはまだ不十分ですが、コアに対する新たなトレーニングを提案できたのではないかと考えています。
 発表はポスター発表にて行いましたが、座長を当会会員でもある田中尚喜先生(東京厚生年金病院)に務めていただき、活発な討議をすることができました。実際のスポーツパフォーマンス時の筋収縮動態についての質問など、今後クリアしなければならない課題も見つかり、充実した発表となりました。この場をお借りして、座長の田中先生には厚く御礼を申し上げます。

広島大学大学院保健学研究科
大林弘宗

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